トイレでの立ち上がりを支援 電動式装置を共同開発―金沢工業大

  • 2016.05.25
  • お知らせ
(ケアマネジメントオンライン  2016/05/18 09:00 配信)

金沢工業大学は5月9日、同大ロボティクス学科の鈴木亮一教授研究室が、総合油圧機器メーカーのKYB株式会社と、電動式の起立着座支援装置を共同開発したと発表した

(金沢工業大学ニュースより)

高齢者には立ち上がり動作が困難な人が多く、特にトイレでの動作に苦労していると言われているが、従来の立ち上がり支援装置は狭いトイレに搬入しにくく、大がかりな改装が必要になることが普及を阻んでいた
今回開発した起立着座支援装置は、施設や在宅などの狭い空間に設置することを目的としたもので、既存の設備に手を加えたり、改装したりすることなく設置が可能。使用者や介護者が手元のスイッチを操作することで座面と手すりが昇降し、足や膝に負担なく着座と起立の双方ができる。また、在宅や施設の椅子などに拡張することもできるという。

金沢工業大学とKYB株式会社では、今後広くメーカーに呼びかけ、製品化を進めていくという。

◎金沢工業大学 ニュース
http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2016/20160509_suzuki-labo.html

認知症予防に

  • 2016.05.20
  • お知らせ
レイトロン 対話型コミュニケーションロボ「Chapit」発売2016年5月20日07時05分

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レイトロン(大阪市、吉田満次社長)はこのほど、会話やスケジュール管理などで元気高齢者や要介護高齢者などの自立した生活をサポートする対話型コミュニケーションロボット「Chapit」(チャピット)を開発、6月1日から予約販売の受付を開始する。

チャピットは、同社独自の音声認識エンジン「Voice Magic」(ボイス・マジック)を搭載し、テレビの音や家族の話し声、自動車の走行音など様々な生活雑音のもとも、人間の声を高い精度で認識でき、約3m離れたところから話しかけても、しっかりと言葉を聞き取ることができる。スイッチなどを押さなくても自動で音声を認識し、話しかけてからわずか0.2秒で答えを返すことで、違和感なく自然な会話を実現した。

日常会話の受け答えのほか、レクリエーション機能も搭載。「都道府県クイズ」「計算ゲーム」「暗記ゲーム」から好きな機能を選べる。都道府県クイズでは、「伊達政宗が生まれた都道府県はどこ?」など、都道府県を訪ねるクイズを出題。一度で正解できなければ追加ヒントも出してくれる。チャピットが発した単語を憶える暗記ゲームは、認知機能の維持・活性化にも活用できる。最初に2つのフレーズを順番通り答えられれば、3つ、4つと出題が増えていく。

起床や就寝のほか、食事や入浴、服薬などの時間を設定しておくと、「薬を飲む時間だよ」などと、その時間になると教えてくれる。就寝前には戸締りを確認する呼びかけなども行う。曜日の管理もできるので、ゴミ出しや病院の診察、デイサービスの日などの予定もあらかじめ知らせてくれる。これにより、日々の生活リズムを整え規則正しい生活をサポートする。

赤外線を使用する家電製品のリモコンをあらかじめ登録しておけば、「明るくして」「テレビ見ようか」などと話しかければ、チャピットが「音声リモコン」となって照明やテレビ、エアコンなどの電源操作や調節を行うことができる。これにより、リモコンを探したり複雑なボタン操作をする必要がなく、簡単に家電製品をコントロールできる。

このほか、今日の運勢やラッキーカラーを教えてくれるほか、童謡を歌ったり、英語や中国語の会話もできる。チャピットに挿入されているメモリーカードを用いてソフトウェアのバージョンアップが可能。またオプション機能のWi―Fiを搭載すれば、緊急通報などが行える外部通信機能も付加できる。

カラーはベージュ、ホワイト、ブラウン、グレー、ブラックの5色。価格は13万5,000円(税抜)。

問合せは同社(☎06・6125・0500)まで。

シルバー産業新聞 WEB版より


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