(ケアマネジメントオンライン 2016/05/18 09:00 配信)
金沢工業大学は5月9日、同大ロボティクス学科の鈴木亮一教授研究室が、総合油圧機器メーカーのKYB株式会社と、電動式の起立着座支援装置を共同開発したと発表した。
(金沢工業大学ニュースより)
高齢者には立ち上がり動作が困難な人が多く、特にトイレでの動作に苦労していると言われているが、従来の立ち上がり支援装置は狭いトイレに搬入しにくく、大がかりな改装が必要になることが普及を阻んでいた。
今回開発した起立着座支援装置は、施設や在宅などの狭い空間に設置することを目的としたもので、既存の設備に手を加えたり、改装したりすることなく設置が可能。使用者や介護者が手元のスイッチを操作することで座面と手すりが昇降し、足や膝に負担なく着座と起立の双方ができる。また、在宅や施設の椅子などに拡張することもできるという。
金沢工業大学とKYB株式会社では、今後広くメーカーに呼びかけ、製品化を進めていくという。
◎金沢工業大学 ニュース
http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2016/20160509_suzuki-labo.html