(ケアマネジメントオンライン 2016/03/28 09:00 配信)
スタイリッシュなデザインと直感的な操作性を兼ね備え、グッドデザイン賞をはじめとする数々の賞を受賞した電動車いす「WHILL」の新モデルが、米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けた。今年の夏より、医療機器として販売されることになる。
(米国市場向けモデル「WHILL Model M」 プレスリリースより)
認可を受けたのは、米国市場向けに2016年初夏より発売を予定している「WHILL Model M」。米国で医療機器に該当する車いすを販売するには、FDAへの届出・承認申請を行い、認可を取得することが必要だが、今回の認可取得により、医師が医療機器として処方できるようになる。
米国には、移動補助具(車いす、杖、歩行器など)の使用者が約680万人いるといわれる。
米国ではすでに別モデル「WHILL Model A(FDA未取得)」が販売されているが、「WHILL Model M」の認可により、個々のニーズに合わせたアームサポート、バックサポートのタイプ選択などオプションが選択可能になり、医療機器としてより広いニーズに応えられるようになるという。
開発したWHILL株式会社は、2012年設立のベンチャー企業。審査プロセスが厳しいFDAの認可を、設立からわずか4年弱で取得したのは異例だ。
◎WHILL プレスリリース
https://whill.jp/news/6478